「のり弁当」で島食材の魅力をアピール!
第22回淡路創作料理コンテストで、絶景レストラン うずの丘の藤見総料理長が2連覇を達成し、神戸新聞に掲載されました!
島の食材を使った料理のアイデアを競う「第22回淡路島創作料理コンテスト」で、うずの丘大鳴門橋記念館・絶景レストランうずの丘(南あわじ市福良)の藤見泰之総料理長(50)が、2年連続となる最優秀賞に輝いた。「素材を生かす調理法をいつも考えている」という藤見さん。「淡路に根付く食の伝統や、食材の魅力をアピールし続けたい」と力を込める。南あわじ市の灘地区出身。生家は、米やタマネギなど農業に加え漁業もなりわいとし、海山の幸に囲まれて育った。
高校卒業後、同記念館などを運営する「うずのくに南あわじ」に入社。 館内での販売や旅行会社への営業などを担当した。初めて調理場に立ったのは27歳の時。「淡路では当たり前の食材を、 旅行客がおいしいと喜ぶ。それが不思議だった」。意識して味わうと、島外産との違いを感じた。「地元の食材を見直したい」。希望して見習いからスタートした。先輩シェフに教わりながら腕を磨き、10年後に料理長に。スライスしたタマネギを鳴門の渦潮に見立てた「世界遺産カレー」や「銅鐸出土カレー」などアイディア料理を連発した。「切磋琢磨の場になる」とコンテストにも積極的に出場。2018 年に初の最優秀賞を獲得し、昨年は2度目の頂点に立った。今年のテーマは「島弁当」。特産のノリをアピールできる「のり弁当」 をイメージした。自家製のウニだしで炊いたご飯にノリを敷き、ウニに見立てた卵そぼろを載せた。タイの山椒焼きや菜の花、タマネギの酢漬けなどを添え「島の絶品のり弁当~ 見立てたまるでウニめし~」と名付けた。 連覇は3人目で、いずれも同レストランのシェフが達成している。「ミネラルの多い豊かな海だからこそ生まれた料理」と藤見さん。「来年の万博やその後を見据え、淡路の料理人が一丸となって島の魅力を発信したい」と話した。淡路島おもてなしコンテストは、淡路島おもてなしの心コンテストとともに、淡路島観光協会が毎年開催。 今年は2月27日、料理は南あわじ市の広田地区公民館で試食審査が、おもてなしの心は洲本市小路谷のホテルニューアワジで5部門の実技試験などがそれぞれ行われた。
編集スタッフの皆様へ
この度は素敵な誌面でご紹介いただき、ありがとうございました!